ponchan52’s blog

今度こそ覚醒剤を断ち切って もぅ一度 やり直したい… そう決意して出所したはずなのに… 崩れるのはあっという間だった。

芝チャンへ

f:id:ponchan52:20180326235245j:plain芝チャンへ
あなたが数日間かけて書いてくれたライン…
今、また読んでた。
あれを最初、読んだ時は
何て言うかな…
まず、あんな長い文を何日も前から書いてた事にビックリしたし、あそこまで一生懸命に想ってくれてる事、考えてくれてる事が嬉しかった。
芝チャンと元嫁サンの話はショックだった。
何で離婚したん?って聞いた時、「遊びたくなったから」って

言ってたやん?
それ聞いた時は、元嫁サン可愛そうやなって思ったし
芝チャンってそんな人なんやって思った。
だけど事実は違った…
それを知った時、今まで以上に芝チャンに対する想いが強くなって、こんな人が何で今になって現れるの…って思った。

芝チャンもまた大切な人に裏切られ、傷付いてたんやって。それを思うと辛くなった。
品物やりながらでも芝チャンは
チャント元嫁サンの事、考えて
岐阜に住んだり…出来る限りの事をやってたのに。
浮気、チンコロ…
それに至るまで何があったかはアタシにはわからないけど
15キロも痩せてしまった事で芝チャンの傷の深さはわかるよ。
そういう辛い過去をアタシに話してくれた事で
芝チャンの本当の姿っていうのかな…
見えた気がする。
第一印象とは全然違う
そういう部分がどんどん
見えてきて、それがよけい
辛くさせた。
本当なら昨日、ズット1人で
時間は沢山あって返事書けたのにしなかった。出来なかったってのもあるけど、結局はズット逃げてた。話しなアカンのにね。
芝チャンはお酒も飲まずにシラフでズット居てくれたのに。
芝チャンの言うように
今のアタシは品物に逃げてる。
明日の出所をまさか
こういう形で迎える事に
なるなんて夢にも思わなかったし、どんな顔して会えばいいのか…
そんな事より、やっぱり今も考えてるのは芝チャンの事。
この時点で自分の気持ちなんて
考えなくてもわかってるのにね。

自分では気付いてるし
わかってるのにさ
それでも入籍した時の
「この人とこれから先やって行く」っていう気持ちを通そうと
してる。
刑務所での生活は本当に大変やった。
それでも何とかやってけたのは
あの人が居てくれたからやと思う。
話はかぶってしまうけど
あの人と会ったのは
拘置所の面会室での10分?15分?という時間のみ。
養母の知り合いでアタシはただの付き添いで会話も挨拶程度。
その数日後にアタシはパクられてさ。この時期は回りの人、みんなパクられてたから未決の時は中同志で毎日、文通してた。養母とは働いてたスナックで知り合って、よく一緒に居てさ。すぐ面会に来てくれて面倒見てもらった。今になって思えば、あぁ~こういう事かって分かるのに、あの時は見えてなかった事…
アタシを養女にした本当の理由はアカオチ後も文通させる為かなって。もう1人、養子に入れる人が居たって話したと思う。あの人はアカオチ後も文通したいからと内夫の枠を使って申請してと言われて、養母もそれを薦めてきた。内夫が通ってガラ受けも養母にすれば、例え前科がある養母やその旦那でも受刑中も手紙、面会出来るようにと、そんな計算があったんだよね。
だけど内夫は通らなかった。
養母達が面会に来て入籍の話が出た時は、正直ありえないと思った。出たらまた籍抜けばいいしって養母達は軽く言ってたけど普通そんなのあり得ないし。それでも入籍したのは、あの環境での辛さ、寂しさからってのも確かにある。それ以外にに数ヶ月の文通の中で「この人なら、もう一度、男というのを信用できる」って思うようになって、そんな相手が入籍を望んでるならって…。塀の中だから出来た事。受刑中、あの人には沢山助けられたから、先に出所するアタシは出来る限りの事をして支えて待ってよう。って強く決めたの。好きとか愛してるとかの恋愛感情はなくても、信用や安心感があったから、一緒に居るうちに後からでもついてくるやろって思ってた。散々、男に苦労してきたから、恋愛とか今さらいいやって、冷めてた部分もあったから。
何があっても今のこの気持ちは絶対忘れたらアカンって思った。
月日が経てば、刑務所での事も笑い話になって
今では社会生活が当たり前のように慣れてきた。

後、少しってところで
芝チャンに出会って
こうなってしまった。

まさか
こうなるなんて
思いもしなかった。

芝チャンがそんな人だからって
アタシ昨日も言ったけ
意味わかるかな?

毎日の電話やラインが
いつからか
当たり前のようになって…
毎日が本当に楽しかった。
ワガママ、自分勝手、気分の浮き沈みの激しいアタシをあなたは
いつも見守って、気にかけてくれてた。
色々な話、語り合ってさ
共感出来る事も多くて
気が合うなーって思った。
もっと、この人の事知りたい…電話をしてれば会いたい…ってどんどん惹かれていく自分に気付いてたけど
ズルズルとそれをゴマかしてた。

あれはいつだったかな…
電話で話してた時に「今ならまだ間に合うよ」っていう
芝チャンの言葉。
あの時に二人、離れていたら
こんなに思い悩む事もなかったのかなって
考えたりしたけど 違うんだよね。
こうなる事なんて初めから わかってた。
それでも一緒に居たい…
この先どうなるか わからないけど
せめて今だけでも…
時間の許される限り 一緒に居たいって…
1日、24時間という限られた時間を
少しでも長く… あなたと共に過ごしたい。
あなたから始まり あなたで終わる毎日。
離れていても あなたの事はいつも想ってる。

「あなたを想う気持ちだけは曲げない…」

引かれたレールに戻る事で
あなたがどんな気持ちになるか考えると
本当に辛くてさ。

だからアタシは決めたんだ。

できるだけ
あなたが寂しくならないよう
辛い思いしないようにって…

あなたは1人でも生きていける、大丈夫って言うけど
アタシは無理だと思ってるよ

少なくともアタシには
あなたが必要だからさ…

あなたにもアタシが必要なんぢゃないかなって…